なぜ大きな声で挨拶ができないか

大畑誠也先生の講演を聞きました。熊本県の問題をかかえた六つの高校の校長を歴任し、教育現場の改革を成し遂げ、すべてを2~3年で立て直した名校長と言われる方です。

赴任された高校で生徒会の役員の名前を呼んでも返事もしない。これは重症だ。根本からやりなおさなくちゃいかんと考えて作った教育目標の第一が「大きな声で挨拶をする」でした。

『六つの高校の改革の根本は何かと言えば、全部「挨拶」です。挨拶の素晴らしい点は、お互いを認め合うということにある。そしてそれが、人間関係を成立させることへと繋がっていくんです。』
『朝、親に挨拶できない人はダメです。ある高校で最初は親に朝、挨拶している人は39%でした。3年後には94%に高まりました。』
『挨拶はコミュニケーションのスタートラインである。何故コミュニケーション能力が大切か。それは信頼ある人間関係をつくるためである。』
『「凡事徹底」、あたり前のことをやり続けた人だけが本物になる。』

大畑先生の努力は大変なものだったと思います。

弊社でも、朝礼で私の「おはようございます」に対する返事が小さい。もっと大きな声で、と何度言ったか分りません。少し大きくなっても、何日か経つと元の木阿弥。私も「凡事徹底」と思い、同じことを繰り返してきました。

講演の翌日、朝礼で大畑先生の話をしました。翌朝の朝礼で私が「おはようございます」と言うと、部屋中響き渡る声で「おはようございます」が返ってきたではありませんか。大畑先生には魔力がある。
この魔力を活用しない手は無い、このブログを社員が読んでくれることを期待してます。

弊社は仕事上コンピュータに向かう時間が長い。高校生の84%がスマホを持っていて(2013年6,7月総務省の調査)、その半数が1日2時間以上いじっている。挨拶をしない、声が小さい、ことと関係がありそうです。

マンションのエレベータで一緒になる人達のなかで、挨拶しないのは高校生くらいの年齢が多いようです。小さい子供さんは大声で挨拶するのに、何故でしょうか? 私が高校生の頃は皆が活発に話し合い、挨拶や返事も大きな声でやってました。家庭で朝、挨拶をしないようなことは考えられませんでした。

コンピュータやスマホに原因があるとすれば、それらに打ち勝つことも必要です。最近は2~3歳の子供がスマホをいじる時代になりました。コンピュータやスマホは道具です。友達にはなれません。人間関係は構築できません。大畑先生のような努力が学校教育でも職場でも必要と思います。
(2014年2月28日 田村寛人)

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