プロフェッショナルの条件

P.F.ドラッカーの『マネジメント』は誰が読んでも理解は同じだと思います。『もしドラ』が本になり、アニメになり、映画にもなるほどだからです。大衆的になったと言っても過言ではないと思います。

同じドラッカーの『プロフェッショナルの条件』は読む人によって得るものは違うと思います。ウィキペディアで「プロフェッショナル」を引くと、「ある分野について、専門的知識・技術を有していること、あるいは専門家のこと。」と書かれてます。本の題名からは専門家個人のことを云っているようですが、実は、知識社会における企業など組織のあり方を鋭く論じています。

NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」は様々な分野の第一線で活躍中の一流のプロの「仕事」を、徹底的に掘り下げる情報・ドキュメンタリー番組です。すごいな!と思いますが、これは「プロフェッショナル」個人個人についての番組ですから、私共に真似はできません。

私がドラッカーの『プロフェッショナルの条件』で重要だと思うのはPart1の2章の次の記述です。
『個々の専門知識はそれだけでは何も生まない。他の専門知識と結合して、初めて生産的な存在となる。知識社会が組織社会となるのはそのためである。企業であれ、企業以外の組織であれ、組織の目的は、専門知識を共同の課題に向けて結合することにある。』
『歴史を参考とするならば、この転換期は、2010年ないし20年まで続く。』
『新しい組織社会では、知識を有するあらゆる者が、4、5年おきに新しい知識を仕入れなければならない。さもなければ時代遅れとなる。このことは、知識に対して最大の影響を与える変化が、その知識の領域の外で起こるようになっていることからも、重大な意味を持つ。』

西日本模型は優れた専門知識と専門技術を持つ者、即ち、「プロフェッショナル」の集まりです。

真に価値ある模型を生み出せるのは一人の「プロフェッショナル」ではありません。金太郎飴のような同類の模型製作の職人でもありません。様々な専門分野に長けた「プロフェッショナル」の集まりである西日本模型の企業組織が社員個人個人の専門知識、情報、技術、行動を結合し、生かすことによって可能になるのです。夢でなく、現実にそうあって欲しいものです。

(2014年2月10日 田村寛人 先週の朝礼の話より)

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