予算67億円で雇用1人

6月17日の読売新聞に次の記事が載ってました。
『厚生労働省は16日、定年前の60~64歳の人材を新規雇用した企業に助成金を支給する「高年齢者雇用安定助成金」の2013年度の利用者が、目標の2025人に対し、わずか1人だったと明らかにした。
この日の衆院決算行政監視委員会で、厚労省の岡崎淳一職業安定局長が答弁した。この助成金制度は、企業が職業紹介会社を通じ、定年を控えた世代を新たに雇用すると、企業に1人あたり70万円が支払われる仕組みで、13年度予算では67億円を計上していた。ところが、周知不足などで13年度の利用実績は1人だけ。それでも厚労省は14年度予算で、17億円増の84億円を計上していた。』

周知不足というのはウソです。この手の助成金については役所もパンフレットを作り、セミナーや商工会議所やコンサル会社を通じて周知徹底されていると思います。私達も勿論知ってました。

6月18日の社長ブログに「スーパーエイジャーズ」という記事を載せました。60~64歳の人材を「高年齢者」と呼ぶような役所の人たちには、このような結果は当然のことと思います。SuperAgersの心をつかんでないからです。

政治家も同じです。6月16日に石原環境大臣が原発事故に伴う除染廃棄物中間貯蔵施設を巡って「最後は金目でしょ」と記者団に述べたことは政治家失格です。金目の政治(札束を積んでの政治)の時代は終わっています。70万円を貰って高年齢者を雇うような企業にどうしてSuperAgersが行くでしょうか。

SuperAgersの一部には、外国企業に行って日本の技術を売り、高給を貰う人もいます。しかし、大多数のSuperAgersは自分のやりがいのある仕事をやりたいのです。NPOの有給・無給で働く人たちや無給のボランティアはその典型です。大企業でもSuperAgersがやりがいのある仕事ができる時代が必ずくると信じています。

読売新聞の記事の末尾にはこう書いてあります。
『安倍首相は同委員会で、「問題がある。必要あれば見直しを指示していく」と述べた。』

ちょっと頼りない発言ですね。

(2014年6月22日 田村寛人)

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