模型製作とイノベーション②

先週の社長ブログ「日銀3月短観の業況判断」の中で、『中小企業の全産業で悪い分野は「繊維」「その他製造業」「その他情報通信」「宿泊・飲食サービス」、いずれも中小規模で昔ながらのことをやっていてはじり貧になり、業績を上げるにはイノベーションが絶対必要な分野です』と書きました。

 

お客様が来ないから、買ってくれないから業況が悪い。お客様が向こうからやってきて、買ってくれる状況を創り出す仕組み・プロセスを考えること、つまりマーケティングができてないと、これらのニッチな産業の中小企業は生き残れないでしょう。

 

P.F.ドラッカーの「マネジメント」には『企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。』と書かれています。

 

私はその通りだと思います。しかも、マーケティングとイノベーションは密接な関係にあります。マーケティングは製品が売れる仕組み、或は業務を受託できるプロセスを創造することですから、そこには今までにない発想に基づくイノベーションが不可欠です。

 

イノベーションの直訳は「新結合の遂行」です。ワットの蒸気機関は「発明」(invention)であり、それを交通機関や工場の動力に利用して社会に変革をもたらしたのが「イノベーション」(innovation)です。世界を変えたアイフォンは発明ではありません。アイフォンを世に出したスティーブジョブズは「他人の脳みそを盗むやり方」でアイフォンを創り出した、世界一のイノベーターです。日本のお家芸の「カイゼン」もその殆んどは「イノベーション」です。

 

3Dプリンターは発明です。数多くの特許があります。3Dプリンターを我々の技術と結合して模型製作に役立てるのはイノベーションです。

 

「イノベーション」が新しい製品や機能を生み出し、「マーケティング」を創り出すのです。職場の「カイゼン」努力もコストダウンや品質・顧客満足度向上を通じて「マーケティング」の強力な援軍になります。これらが噛み合えば会社は良くなります。

 

「イノベーション」を友達にして、毎日話しかけましょう。

 

(2013年4月26日 田村寛人 4月の朝礼での話より)

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